座間サッカー協会創立30周年に思いを寄せて
挨拶
 座間サッカー協会は協会を支援くださった多くの方々のご協力と、歴代先輩役員のお陰をもちまして、 ここにめでたく三十周年を迎えることが出来ました。
あらためて皆々様に深く感謝申し上げます。

 サッカー協会の創成期は三十数年前、市内に籍置く企業やクラブチームがそれぞれに独自の方法で活動の場を捜し求めていました。 
その多くは近隣、大和市や相模原市の協会にオブザバー加盟して居たのです。
しかしやがてオブザバー加盟が故の宿命として、自市での活動を求められるようになってそれを機に協会設立の機運が高まりました。 
一方、県総体への参加の条件を満たすという観点から、座間市代表を標榜する必要性から座間クラブ等が1972年(昭和47年)に座間市体育協会に加盟し、それが協会の起源のようです。
ある意味、これがサッカー協会への助走期間といえましょう。

 そして1974年(昭和49年)現在でいう社会人委員会が座間市サッカー協会を設立いたしました。
 現在では人間の年齢は満年齢が常用されていますが、過っては数え年齢が使われていました。
これは 人の生命の始まりはお母さんのお腹の中で息づいているときから始まっているという言う倫理的な教えの一環でもあります。
今では使われなくなりましたが生まれた時が1歳、次のお正月で2歳という数え方です。
座間市サッカー協会も創成期の助走期間を経て協会が設立された。
その間の諸先輩の苦労が、窺い知れる素晴らしい逸話だと思います。

 さて現状のわれわれを取り巻く環境ですが、少年、中学、高校、社会人の各分野が有機的に連携を取り、座間市全体が一体となり地域のサッカーレベルの向上に取り組むことを大きな目標として取り組んでおりますが、まだ幾多の課題があることが現実です。しかし一歩一歩目標に向かっていることだけは事実です。そして確実に成果が現れ始めています。

*少年の成果が素直に中学に受け継がれる為のトレセン活動に、技術委員会が大きく役割を果たしております。
また市内の中学の大会に協会審判部から審判を派遣することにより、顧問の先生は試合中のチーム運営に専念でき、それらの成果が県央で、県レベルでの大会で座間市の中学校が優秀な成績を挙げている事で一体感を証明しております。

*更に今年のインターハイに座間高校が出場を決め、関係者全体でその支援体制がとれたことは特筆に値する自負しています。

*社会人委員会は幾多の課題を抱えております。 
その中でも最大の課題は過って社会人委員会の一大勢力であった実業団チームが時代の趨勢で座間市では皆無になりました。
変わって若い人中心のクラブチームが社会人委員会の構成を成しています。クラブチームの課題はいかに緻密な世話活動が出来る責任者を早期に育成するかです。 
このため社会人委員会の長老というべきシニア委員会が大きな役割を果たしております。生涯スポーツを実践しているシニア委員会のメンバーはその豊かな経験で確実に若きリーダの育成に成果を挙げています。
これは座間の誇りであり宝です。

 この他にも県協会が体質改革のひとつに地域に根ざした活動を確立させるために、地域委員会を創設しました。
しかし現状の委員会の体制ばすぐ地域に根ざした活動が出来るかといえば疑問の余地を排除出来ないと思います。
それには長年培った人間の心を介した信頼関係が大切です。
今が早急にその足掛かりを構築しなければない時期ではと思っております。

 こう見て参りますと、課題は未だ未だ沢山あります。
座間市サッカー協会の門構えは決して大きくはありません。
しかしそこには並々ならぬ情熱を熱くたぎらせている多くのサッカー好きがいます。
今までもこれらの人は難問を地道に取り組み解決してきました。
これからもその意思は変えることなく取り組んで頂けると期待しています。

 今回の30周年記念行事も英知を結集し、座間サッカー協会ならではの特色を出せるよう工夫を凝らしました。
この活動を通して協会の地力が強化され、活力が発揮されることが肝心と考えます。 

 ここに創立30周年を迎え、今後とも関係各位の暖かいご協力をお願い申し上げ、ともに発展に向けて活動してゆく心構えを新たにする機会にしたいと思います。
座間市サッカー協会 会長 
吉岡 正憲 
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