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サッカー協会30年の歩みと今後

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座間市サッカー理事長
     内田 洋一

 
 始めに此処に無事に30周年の記念行事の日を迎えられます事は、ひとえに座間市サッカー協会の方々の努力だけでなく、市、教育委員会、そして座間市体育協会の皆様の御尽力並びに他市のサッカー協会等、関係者の皆様の御指導、ご鞭撻を頂いて育てて頂いた賜物と改めて感謝しますと共にこの場を借りてお礼を申し上げます。

本市サッカー協会が発足したのは、座間市体育協会の援助を得て、昭和49年6月1日に設立、としてあるから本年で30年となる。
現在、サッカー協会内には、本部事務局の他に5つの委員会と2つの部会が在る。
社会人委員会、シニア委員会、少年委員会、審判委員会、技術委員会の5委員会と中学、高校(現在休止中)の部会と理事長の諮問機関としての運営委員会が在り、同委員会内にフットサル委員会開設準備室が在る。

 そう云う意味では我等の先人達の地道な努力が実を結び此処まで発展して来たもので、十分賞賛されて然るべきです。
サッカー協会の設立以前はサッカーを愛好していた人達やチームが在ったそうですが、個々のチームで大和市や相模原市のサッカー協会に所属して活動していた。

昭和46年7月頃から体育協会の中に養成段階として、座間中学校の卒業生を中心とした人達が『座間サッカー部』を創って活動したのが始まりだそうです。

昭和48,49年頃市内企業、愛好団体に呼びかけ、座間クラブの他、日産自動車、三木プーリ、岐阜精機、岡本理研、東芝機械、ひばりFCの7チームで発足しました。
当初、会長は置かずにサッカー愛好家の中から佐々田氏が理事長と成り、一つの委員会の様な形式で創立したのが始まりだそうです。

昭和50年に審判部が活動を始め、今の審判委員会の基が出来ました。
現在の審判資格保有者は250名程に成る。
審判委員会としては、更に上級審判員資格を保有する人が増える事を望むと共に、其の為の施策を実施して行きたい。

少年の活動としては、メキシコオリンピック以後のサッカー気運を背景に、相当な盛り上がりを見せていた。
そう云う背景からサッカー協会への加盟希望もあり、昭和52年頃に少年部が合流しました。
少年部(後の少年委員会)の合流が座間市のサッカーの普及に大きな影響を与えた。
少年のサッカー人口の増加と共に、父兄やコーチの方達もサッカーに対する認識を深め、自分達も勉強し、サッカーに親しむ機会をつくりたい。と言う事に成り、平成元年頃に座間市の花から命名したシニア部門の『ひまわりリーグ』が発足した。

平成6年には活動は別ですが、社会人委員会に所属し、ひまわりリーグとしてサッカー協会に入会しました。

平成14年にシニア委員会を設立し、ひまわりリーグはシニア委員会内で活動する事になる。

平成15年、以前から県内で活動していた座間四十雀サッカークラブ(市内選抜チーム)もシニア委員会に加盟して現在に至る。

平成12年4月に技術委員会を設立し、小、中、高の一貫した指導方法の確立と技術の向上を図る事を目標にし、現在に至る。

技術委員会の活動と共に、座間市内の小、中学校のクラブ活動も活発で、県内でもレベルの高い水準を得ている。
これからも、スタッフの充実をはかり、より一層の飛躍をめざしたい。
サッカー協会では、積極的に小、中学校の大会に審判を派遣し、指導者の手助けに成り、指導者がサッカーに専念出来る環境を創る事を一つの目標にと考えております。

平成12、13年頃から理事長の諮問機関として社会人、及びシニア委員会等、社会人総ての検討課題を調整する社会人運営委員会を設置しました。

運営委員会は必要な都度開催され、社会人全体並びに座間市内のサッカー協会の置かれている状況を認識し、問題点の迅速な解決にあたっている。
フットサル委員会開設準備室ではフットサルの普及と技術の向上と自立を目指しています。
本年度は審判委員会とも連携し、フットサル審判員も大幅に増員した事により、本格的に活動出来る体制を整えつつ在ります。
又、広報活動の一端として会員への迅速な情報の伝達を図り、市内外の人達への御理解を深めて頂く為、座間市サッカー協会のホームページを開設しました。 
 
http://www.zama-fa.com/ 徐々に内容を充実させて行きたいと考えております。

 生涯スポーツの一端を担う者として少年からシニア世代迄の一貫したサッカーを楽しめる環境と組織作りを目指し、サッカーの役割と、地域スポーツとしてのサッカーの在り方を追及して行きたい。
そう云った観点から情報を提供して行きたいと願っています。

 現在の座間市サッカー協会を取り巻く環境は、社団法人神奈川県サッカー協会と神奈川県郡市サッカー連盟の二つの組織が在り、其の考え方が異なっており、組織を一元化するには、まだまだ解決されなければならない問題がある。
 それは、一つには日本サッカー協会の考え方にも起因しており、地域スポーツを如何捉えているか、スポーツの普及にとっては根源の課題であるだけに、日本サッカー協会がしっかりとした問題解決の姿勢を示さねば成らない。
 又座間市内においても厳しい経済環境とサッカーをする場所が極めて少ないと言う環境の中で如何に高校生以上の年代の人達を増やすかが今後のサッカー協会を担う上で重要に成ってくる。
 座間市サッカー協会は以上のような状況の中で、会員諸氏並びに座間市民に一貫したより良いスポーツ環境を提供するべく努力して行きたい。
その為にも会員諸氏にはしっかりとした目標を持ち,助け合ってより良いサッカー協会を創るべく充実し、活性化した組織で在るべく心掛け、将来は座間市から地域スポーツとしてのサッカーに関する情報を発信して行きたいと願っております。
 最後に、30周年の祝賀行事を無事に挙行出来ました事を協会一同と共に感謝し関係者の皆様に、これからも座間市サッカー協会に御指導、ご鞭撻、御尽力を賜ります様、お願い申し上げます。