祝辞　郡市サッカー連盟会長

座間市サッカー協会創立三十周年記念誠におめでとうございます。
座間市サッカー協会が夢と希望を胸に、協会を設立された昭和49年と申しますと、昭和43年のメキシコオリンピックでの銅メダル獲得の快挙を受けて、地域でのサッカーが芽生え始め、サッカーは最早エリートスポーツでなく、地域へ密着した大衆スポーツとして大きな一歩を踏み出した時期でもありました。
　神奈川県においては、いち早く昭和45年に郡市サッカー連盟が創立され、現在２４の郡市サッカー協会が加盟し、各地域で活躍しておりますが、座間市サッカー協会は17番目の協会として加盟されました。
　依頼30年にわたりひとつの組織として、人材の育成、事業の充実、普及活動に努められ、一歩一歩着実にステップアップされ、今日に至る磐石な組織として発展してまいりましたのも、吉岡正憲会長をはじめ、歴代役員、会員の方々のサッカーに対する熱い情熱と不断の努力の賜物であり、ここに改めて深く敬意を表しますと共に感謝申し上げる次第であります。
　これから少子高齢化を迎える中、地域サッカーの果たす役割も益々大きく成って参ります。特に国の将来を担う子供達の心身の健全育成を図ることは、地域の活性化のみならず国としての体力を維持向上させるのに必要欠くべからざるものであり、同時にやがては人口構成の4分の1を占めると言われる高齢者の健康の保持と増進にもスポーツは欠かすことができません。
　こうした状況の中、座間市サッカー協会におかれましては、競技力の向上は勿論の事生涯スポーツとしてのサッカーを少年からシニアに至る幅広い層で事業展開され大きな成果を得て参りました事は衆知のとおりです。
　プロサッカーの誕生、そして２００２年ワールドカップの開催等、ようやく国際レベルに到達しつつある日本サッカーの原点は地域で在ります。
　それは座間市サッカー協会を始とする多くの郡市サッカー協会が永年にわたり培った素晴らしい土壌から生まれたものと確信いたします。　
　名実共に国民に愛される、まさに大衆スポーツとしてのサッカーの更なる発展のためには、座間市サッカー協会を始とする各郡市サッカーのパワーに負うところが大であります。
　どうかこの30年をステップに更に飛躍され、より一層のご活躍をされることをご期待申し上げます。郡市サッカー連盟も皆様と共に、夢と希望に満ち溢れた『地域サッカー神奈川』の更なる推進に向けて努力を重ねる所存でおりますので、皆様の一層のお力を賜りたくお願い申し上げます。

　最後になりましたが、座間市サッカー協会の更なる飛躍と、役員、並びに会員の方々の益々のご健勝とご活躍をご記念申し上げましてお祝いの言葉といたします。